解析学を作った人々(歴史)
概説
数学の歴史は古く紀元前
ピタゴラス
,
アルキメデス
の時代から発展してきています.
しかし本当の意味で発展したのは
17世紀以降であると言えるでしょう.
そしてそれは以下で述べる
解析学(微分積分学)の歴史でもあります.
この時代の天才たちが築きあげた学問を,現在君達が
専門基礎として
学んでいるわけです.
近代の数学は
デカルト
に始まります.彼の
『方法序説』(1637)
(岩波文庫にあります.数学の教科書ではないし,
薄くて安いので読んでみるのもよいでしょう.)
は名著として知られていますが,その付録の中で,
現在
「解析幾何学」
と呼ばれているものを展開しています.
ここで彼は今ではあたりまえとなっている
「座標」という
概念を導入しました.
超簡単に言うと
「直線は y=ax+b」
という考え方です.
これにより図形と数量の世界を結び付けることが出来るようになりました.
中学校の数学でも「図形編」「数量編」と分けて勉強した人もいるでしょう.
いままでの幾何学が「三角形ABC...,合同,相似...」という世界だけだったのに比べ,座標の導入によりデカルトの幾何学は運動と変化を扱うのに適しており,
力学と結び付き,
ニュートン
,
ライプニッツ
が完成させた
微分積分学へとつながっていきます.
ニュートンは
ガリレオ
の力学と
ケプラー
の天文学を統合して
ニュートン力学を創造しました.
ニュートンは皆さんもご存じの通り実験に練達した科学者であったのに対し,
ライプニッツは理論家で,ニュートン力学を現在の数学の形に体系づけました.
ライプニッツが考案した用語や記号はそのまま現在でも使われています.
関数(function)という言葉や,
dy/dx,
積分記号
などは彼の作ったものです.
ライプニッツの弟子たちは微分積分学の完成に努力しました.
ベルヌーイ
は世界で最初の微積分の講義を行いました.
さらにその弟子の
オイラー
の時代になると現在私たちが使っている教科書とほとんど同じ
ような表現方法になっています.
あの
π
の記号はオイラーが考案しました.
ニュートンはあまり弟子に恵まれませんでしたが,
テイラー
は有名ですね.
概説おわり
少し数学的に詳しい歴史を知りたい人は
こちら
(ちょっと理屈っぽいよ)
個人の歴史,逸話,肖像画を見たい人は
こちら
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このページの作者は数学史の専門家ではないので
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そしてより良いページへと進化していきたいと思っています.
小森 (komori@wing.ncc.u-tokai.ac.jp)